コラム

最新美容外科情報
2019.12.24

肝斑  

今日は肝斑について書いていきます。

肝斑とはお肌に現れる色素異常のことで、原因が明確になっていません。いわゆる”シミ”とは違います。

正直言ってとてもわかりづらいです。私も美容治療に携わるようになる前まではよくわかりませんでした。しかし一度わかるようになると、とてもとても気になります。だまし絵みたいですね。一度わかってしまうと、むしろそればかりが目についてしまいますが、わからないときは全く分からない。

画像写真で説明します。Before写真の頬からこめかみにかけて見える”もやーっとした茶色の色素”が肝斑です。After写真と比べると頬のあたりの茶色の色素がすっきりしているのが分かります。これです。

画像写真からも分かるように、”くすみ”のようにも見えるので、肝斑を”くすみ”と勘違いしている方も多くいらっしゃいます。

最近顔がくすんでくすんで困るという方、それは肝斑かも知れません。

 

この肝斑というのがとても厄介で一筋縄ではいきません。なぜならシミではないからです。原因も紫外線や摩擦、女性ホルモンなどが考えられるためこれさえすればOK!というわけにいきません。そして肝斑が一番目立つ年齢が30代後半~50代にかけて。(ピル内服しているかたは20代でも目立つかたがいらっしゃいます。)この年齢は一番シミが気になるお年頃です。

何が言いたいかというと、①シミ≠肝斑では無い、そして②シミ治療をすると反応して濃くなることがある。ということです。さらに③肝斑と重なってシミがあることが多数ということ。

え?じゃあシミの治療したら必然的に肝斑が濃くなるじゃん!!そうなんです。肝斑に気づかずシミの治療を行うと後ろの肝斑が濃くなるんです。恐ろしいですね。

 

患者様の中でも”他のクリニックでシミ治療にレーザーをあてたら凄く綺麗になったんです(^_^)”と満面の笑みでおっしゃられる方がいらっしゃいます。私から見ると、確かにシミは綺麗になっていますが後ろの肝斑が濃くなっているのが明らかです。ただご本人が気づいてないので敢えて何も言わずにそっとしておきますが。。。

気にならなければ良いのかもしれません。ただ気になりだすとそこばかり目にいってしまうのでお気をつけください。

 

ではどうすれば良いのか?肝斑があるとシミの治療ができないのか?

もちろんそんなことは決してありません。肝斑の状態によっては、まず肝斑の治療を開始してその後にシミの治療に移行します。薄い肝斑であれば、肝斑の治療を併用しながらシミ治療を行っていく場合もあります。

気をつければきちんと治療できますのでご安心ください。

 

最近”くすみ”が気になる方は肝斑かもしれません。

鏡を見てみてください。もしかしたら画像写真のような肝斑があるかもしれません。

よく分からない方はカウンセリングにおこしくださいませ。お待ちしております。

 

 

 

 

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