二重顎を改善したい、丸顔を改善したい、そのようなご希望のかたには顔の脂肪吸引が適応になることがあります。

顔の脂肪吸引をすると顔がたるむのではないか、顔がげっそりするのではないか、と心配される方もいらっしゃいます。確かに顔の脂肪吸引を過度に行うと顔がたるむ原因になりますし、お顔の状態によっては適応にならない場合もあります。しかし適応がある方が治療を受ければ、たるむどころかフェイスラインがスッキリして、小顔になります。特に顎下の脂肪をしっかり吸引することで綺麗なフェイスラインが現れますので、二重顎でお悩みの方は頬から顎下にかけての脂肪吸引をご案内する場合が少なくありません。

ただし、二重顎の原因が顎の骨が小さい場合など骨格が原因になっている場合は再現できるフェイスラインに限界がありますので注意が必要です。

具体的にどのような治療なのかをご説明いたします。

脂肪吸引とは言葉の通り脂肪を吸引する手術です。ただ吸引するだけではボコツキや血腫、出血過多などのトラブルが起きてしまいます。合併症をより軽減し安全に行うためにしっかり麻酔液を入れて吸引部分を膨らまします。脂肪は血流がしっかりありますので、吸引部分を麻酔液で膨らませることで出血量を減らし安全に綺麗に吸引を行うことができます。

また当院ではウルトラZという超音波機械で脂肪細胞を砕き、乳化させることでより綺麗に安全に手術を行うことができます。

お顔はとても繊細な部位で少しのボコツキや段差も気になります。より綺麗に丁寧にしっかり、適量を吸引することが大切です。

傷跡は耳たぶの後ろに５mm程度です。３か月程度は軽度赤みが残る可能性もありますが、ゆくゆく白い線となり、耳たぶの後ろなので目立たなくなります。

術後の痛みは鈍痛のような強い痛みが３－４日程度で、１週間もすると落ち着いているかたがほとんどです。

大きな腫れ、内出血も３－４日程度で１週間後の検診では大きな腫れは落ち着いています。

顔は吸引脂肪量が身体と比較して少ないため、痛みや腫れ、内出血も軽度です。

傷も耳たぶの後ろに１ヶ所ずつあるだけなので目だちません。

ただし、腫れと血腫予防目的にフェイスバンドという頬と顎下を圧迫するバンドを３－４日は着用する必要があります。できれば昼間も着用することで腫れが軽減できて早く完成形に近づきます。着用のままお仕事なども可能ですが、人目が気になる方は２、３日はお休みを取っていただいたほうが安心かもしれません。

まずは適応があるか、気になる方はカウンセリングにお越しくださいませ。

お待ちしております。